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HN:
秦きょうこ
性別:
非公開
自己紹介:
語り部。作家。
「むすびの文庫」と「ふゆる座」を主催しています。
いろいろのお問い合わせは、こちらまで。
上映会のご希望なども、お気軽にどうぞ。
musubino.huyuru@gmail.com
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○今日の福岡は五月晴れ。
本当によく晴れていたのだけれど。
わたしの耳には雨音がしていた。
それは先日の東慶寺の音。
小林秀雄さんのお墓をさがして、
墓地をうろうろしていた時の音。
それがまだ、わたしを包んでいる。
○その音を本荘先生も、
まだ聞いて下さっている気がする。
確認なんかしないけれど、
なぜだか確信をしている。
雨音の共有。
そこで支えられる関係がある。
○小林秀雄さんのお墓にお参りするのは、
もう何度めだろうか。
それなのに毎回さがさねばならないのは、
どういうことだろうか。
方向音痴の故か、
狐にばかされている故か。
ううむ。。
ま、どっちでもいいや。
○すずめが砂浴びをしているのを見た。
一つ一つの羽をひらいて、
ぶるぶると身体をふるわせる。
小さな姿が砂煙に包まれて霞む。
現れる。ぶるぶる。又、包まれる。
現れる。ぶるぶる。又、包まれる。
しばらくそうやって、
幾分か白っぽくなった頃、
すずめはぱっと飛び立っていった。
霞が飛ぶのを、
わたしは初めて見たと思う。
○ことばはまだ来ない。
まるで音沙汰がない。
ずっと遠くで、
固く凝っている。
本当によく晴れていたのだけれど。
わたしの耳には雨音がしていた。
それは先日の東慶寺の音。
小林秀雄さんのお墓をさがして、
墓地をうろうろしていた時の音。
それがまだ、わたしを包んでいる。
○その音を本荘先生も、
まだ聞いて下さっている気がする。
確認なんかしないけれど、
なぜだか確信をしている。
雨音の共有。
そこで支えられる関係がある。
○小林秀雄さんのお墓にお参りするのは、
もう何度めだろうか。
それなのに毎回さがさねばならないのは、
どういうことだろうか。
方向音痴の故か、
狐にばかされている故か。
ううむ。。
ま、どっちでもいいや。
○すずめが砂浴びをしているのを見た。
一つ一つの羽をひらいて、
ぶるぶると身体をふるわせる。
小さな姿が砂煙に包まれて霞む。
現れる。ぶるぶる。又、包まれる。
現れる。ぶるぶる。又、包まれる。
しばらくそうやって、
幾分か白っぽくなった頃、
すずめはぱっと飛び立っていった。
霞が飛ぶのを、
わたしは初めて見たと思う。
○ことばはまだ来ない。
まるで音沙汰がない。
ずっと遠くで、
固く凝っている。
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