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HN:
秦きょうこ
性別:
非公開
自己紹介:
語り部。作家。
「むすびの文庫」と「ふゆる座」を主催しています。
いろいろのお問い合わせは、こちらまで。
上映会のご希望なども、お気軽にどうぞ。
musubino.huyuru@gmail.com
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○口はぷわぷわと際限なく、
あぶくみたいな言葉をもらしているのに、
心の方は石のように黙として、
遠くに遠くに沈んでいる日がある。
ばらばらに散っている日。
言葉を紡ぐ軸が不在の日。
たくさんお話したいことはあるのに、
誰もそれを、語り出そうとしない日。
それなのに口はうろうろとして、
空ろな泡をもらしつづけている。
という、そんな日がある。
世界はぴかぴか満ちているのに、
みな人の言葉も充ちているのに、
ひとり空蝉の様。殻だけで居る。
仕方がないなぁ。
けれどもご免なさい。
そういう日は、
みなさんほんとう、ご免なさい。
○ことばは霧の中にある。
いつもいつも真っ白な、
霧の中に閉ざされている。
だから見えないの。
ほとんどの時は見えない。
私は私のことばと、
いつも会えないまま過ごしている。
○いつごろからそうなのか。
その「いつ」に関しては、
はっきりとおぼえがある。
その「いつ」の直後には、
今ことばが見えないのは、
一時的な反応の故と聞かされていた。
自らを護るために、
一時的に霧をかけて、
意識の目を遮断しているのだ。と。
けれども「いつ」からずいぶん経った。
ずいぶんずいぶん、歩いてきたよ。
それでも霧は、まだかかっている。
真っ白な霧が、
頭にぎゅうぎゅうと詰まっている。
どうしたらこの霧は晴れるんだろう。
ずっとずっともがいている。
あぶくみたいな言葉をもらしているのに、
心の方は石のように黙として、
遠くに遠くに沈んでいる日がある。
ばらばらに散っている日。
言葉を紡ぐ軸が不在の日。
たくさんお話したいことはあるのに、
誰もそれを、語り出そうとしない日。
それなのに口はうろうろとして、
空ろな泡をもらしつづけている。
という、そんな日がある。
世界はぴかぴか満ちているのに、
みな人の言葉も充ちているのに、
ひとり空蝉の様。殻だけで居る。
仕方がないなぁ。
けれどもご免なさい。
そういう日は、
みなさんほんとう、ご免なさい。
○ことばは霧の中にある。
いつもいつも真っ白な、
霧の中に閉ざされている。
だから見えないの。
ほとんどの時は見えない。
私は私のことばと、
いつも会えないまま過ごしている。
○いつごろからそうなのか。
その「いつ」に関しては、
はっきりとおぼえがある。
その「いつ」の直後には、
今ことばが見えないのは、
一時的な反応の故と聞かされていた。
自らを護るために、
一時的に霧をかけて、
意識の目を遮断しているのだ。と。
けれども「いつ」からずいぶん経った。
ずいぶんずいぶん、歩いてきたよ。
それでも霧は、まだかかっている。
真っ白な霧が、
頭にぎゅうぎゅうと詰まっている。
どうしたらこの霧は晴れるんだろう。
ずっとずっともがいている。
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